PAISLEY / ペイズリー柄

「ペイズリー」とは、松かさや、菩提樹の葉、糸杉、ヤシの葉、生命樹等をモチーフとした、ペルシャやインドのカシミール地方を由来とする緻密で色も多彩な模様。19世紀にスコットランドの都市ペイズリーでこの模様のカシミア・ショールが大量生産されたことから、「ペイズリー」と呼ばれるようになったことは意外と知られていない。

グラスゴーの西に位置し、テキスタイルの素晴らしい歴史を持つ都市ペイズリーの織り手達は、様々な素晴らしい織物を生み出しました。特に、「涙の雫」のデザインは非常な人気となり、都市の名前がそのデザインそのものを意味するようになりました。

ペイズリーのモチーフは古代ペルシャやインドに起因し、現在私たちが知っているデザインの多くは聖なる木とも言われる糸杉を源としています。糸杉は神秘的な性質を持つと伝えられ、生命の木と考えられていました。