ペール・ブルー・ドット：海うみを守まもろう

私わたしたちの大切たいせつな海は、汚染おせん、温暖化おんだんか、酸性化さんせいか、乱獲らんかくや生物せいぶつ多様性たようせいの損失そんしつの脅威きょういにさらされています。海面かいめん上昇じょうしょうがもたらす脅威は言いうまでもありません。地球ちきゅうを救すくうには、地球規模きぼの取とり組くみと慎重しんちょうな管(かんりが必要ひつようです。海からのSOSに注意ちゅういを傾かたむけ、未来みらいの健康けんこうや海を頼たよりにする全すべてのものの命いのちを守まもる時ときがきました。

 

危機ききにひんする海

気候きこうは海に影響えいきょうを与あたえ、海は気候に影響を与えます。何十年なんじゅうねんもの間あいだ、海は二酸化炭素にさんかたんそや、上昇じょうしょうした大気中たいきちゅうのCO2（二酸化炭素）レベルがつくり出だす余分よぶんな熱ねつも吸収きゅうしゅうしてきました。しかし、それにも限界げんかいがあり、私たちの行動こうどうが海洋かいよう循環じゅんかんと化学かがくを変化へんかさせ、海洋生物かいようせいぶつの多様性たようせいと豊ゆたかさに影響しています。

ビデオリンク：　地球の気温変化 1880 ～2019年

上記じょうきのビデオは、地球の表面ひょうめん温度おんどが1880～2019年の間にどのように変化したかを示しめしています。地球の海洋は、熱と二酸化炭素を吸収する絶大ぜつだいな能力のうりょくを持もっていますが、2017年に比べ2000年には摂氏せっし0.17度温度が上がり、その傾向けいこうは加速かそくしています。1950年以降いこう、地球の温暖化の90％以上が海で起おこっています。

 

プラスチックごみ問題もんだい

毎年まいとし、少すくなくとも800万まんトンのプラスチックが海に排出はいしゅつされ、全ての海洋ごみの80％を占しめています。
この海洋プラスチック汚染により、毎年何百万もの海洋動物かいようどうぶつが殺ころされています。餌えさに似にて見みえるため、一部いちぶの種しゅを死しに至いたらしめたり、マイクロプラスチックと呼よばれる長ながさ5ミリ未満みまんのプラスチックの破片はへんは、私たちを含ふくめる動物どうぶつの体内たいないに混入こんにゅうしたりします。絶滅危惧種ぜつめつきぐしゅを含む約やく700種が、環境中かんきょうちゅうのプラスチックによって被害ひがいを受うけることがわかっています。

 

消滅しょうめつするまでの時間じかん

この図ずはさまざまなものが、海で分解ぶんかいするのにかかる時間を示しています。（Source: National Oceanic and Atmospheric Administration, U.S.）

分解して消えるまでどのぐらいかかる？

一般的な海洋ごみの分解時間
牛乳ぎゅうにゅうパック　3か月
段だんボール箱ばこ　2か月
たばこの吸すい殻がら　1～5年
発砲はっぽうスチロールの浮うき　50年
缶かん　50年
プラスチック・ボトル　450年
釣糸つりいと　600年
新聞紙しんぶんし　6週間
べニア板いた　1～3年

綿めんのシャツ2～3か月げつ
プラスチック製せいのドリンク・ホルダー　50年
リンゴの芯しん　2か月
ウールの靴下くつした　1～5年
ガラスの瓶びん　不明ふめい
アルミ缶　200年
ペーパータオル　2週間しゅうかん
使つかい捨すて紙かみオムツ　450年
発砲スチロールのカップ　50年

 

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